ロコレディー
社会貢献
弊社のCSV型手法は、農耕型(周りくどい。狩猟型としない。)を基本、ロコレディを全面 に出さないようにしています。
これは、ある意味弊社の営業スタンス、社員教育の変換でもあります。(ゆるい関係、手放す経営、バランス感覚)
基本は、ハイブリッドな経営を目指す。

経営革新計画
申請者名・資本金・業種 実 施 体 制
申請者名:株式会社ロコレディ
業  種:婦人服小売業
 
新事業活動の類型 経営革新の目標
計画の対象となる類型全てに丸印を付ける。
1.新商品の開発又は生産
2.新役務の開発又は提供
3.商品の新たな生産又は販売の方式の導入
4.役務の新たな提供の方式の導入その他の新たな事業活動
経営革新計画のテーマ:サポーター客主催イベントを核としたCSVマーケティング
 当社は、ロイヤルティの極めて高い常連客が主体的に主催するイベントを場の機会の提供を通じてバックアップすることにより、彼らの自己実現と街起こしを同時に実現することに取り組む。
この取組は、有力な見込み客の集客や街を元気にするブランド・イメージの醸成、浸透につながるため、結果として当社の収益力を増強すると考える。
経営革新の内容及び既存事業との相違点 【弊社の概要】
弊社は、茨城県県南(水海道)の市街地商店街に本店を構え、レデイースアパレル小売業を 営んでいます。

現在は、茨城県南地域を中心に婦人服専門店を3店舗、本店2階には、コミュニティカフェを1店舗展開しています。現在合計5店舗展開しています。

弊社のレディースアパレル店舗では、地域住民が気軽に立ち寄れるサロン型の店づくりを志向し、一般的な同業他社とは一線を画する業態で運営しています。以下のような施策により、買い物の場であると同時に、地域住民の社会生活の場としての側面を持たせています。

  • シニア世代と小さな子がいるママ世代向けの2つのコンセプトで品揃えをすることで、親娘で来店できる店になっています。(3世代のお買上げも今年になって、顕著な伸びがある。)
  • ユニークな装飾、雑貨、グッズ等を充実させることで、本来ターゲットではない学生や男性でも気軽に来店できる店になっています。
  • 休憩スペースを充実させることで、長居ができる店になっています。
    このような取組の結果、多くの住民が来店し、親しまれ、愛される店になったと自負しています。
【経営革新の背景(経営環境の現状)】
弊社は、サロン型の店づくりをさらに発展させ、本店2階を改築して住民が集い、憩えるコミュニティカフェ「R2カフェ」を開店しました。当社は、この憩いの場を提供することにより、 ロコレディブランドのさらなる地域浸透と新たな顧客の開拓を目指しています。

R2カフェでは、お客様同士やスタッフとの交流ができる店づくりを志向し、フレンドリーな 接客や来店客の共感や創造力を喚起する装飾・展示やアイテム等の工夫を施しています。

また、R2カフェを拠点に、懐かしい映画の観賞会(シークレットシネマ)やフォトコンテスト等のイベントを多数開催し、住民に暮らしの充実と交流の機会を提供しています。さらには、「常総ごじゃっぺ短期大学校」と称し、茨城弁講座、イタリア料理教室(地産・地消を基本)など 独自の講座を設けながら、受講者が興味や知見を広げられる機会を提供しています。 これらの活動は、地域の街起こしや活性化にもつながると高く評価されるようになってきました。

最近、このような事業展開の結果、当社の社会性の高い事業活動に深く共感し、自発的にイベントの企画やその集客を買って出る非常にロイヤルティが高い常連客(以降、このようなお客様を「サポーター客」と称する。)が出現してきました。彼らは、当社のイベントに自発的に参画することにより、高い満足を得、ますます、彼らが当社に愛着を持っていただけるようにしています。
【経営革新の概要】
今回、弊社はこのようなサポーター客の出現を好期ととらえ、サポーター客が自発的に主催するイベントを「ロコクラブ」と称し、積極的に開催促進、支援することで、顧客の自己実現と街起こしという社会的価値を創出しながら、結果として当社の集客力とブランド力の増強を図る取組を推進していきます。(これを当社流の社会的価値と企業価値の両立(クリエイティブ・シェアド・ヴァリュー:CSV)によるマーケティング手法と位置付ける。)
具体的には、

  • サポーター客に対し、直接またはR2カフェの据置きチラシ等で、活動の企画・主催を募集します。
  • 内容には制限を持たせず、公序良俗に反しなければ、応募者が自由に決めることができるものと考えています。
  • 各活動の集客は、主催する各サポーター客が行うが、他のサポーター客がこれを支援することもできるように、その仲介を当社スタッフが行います。またスタッフたちが、R2カフェの掲示コーナーやロコレディの広告媒体にて情報発信し、集客の補佐も行っていきます。
  • この事業において、弊社はコーディネーター役であり、これまで「常総ごじゃっぺ短期大学校」等で培ってきた運営ノウハウを提供しながら、イベントを主催するサポーター客の依頼のもと、集客・運営の補助や企画を助ける人脈の紹介、引き合わせ等を行います。
  • また、この事業は街起こしの側面もあるため、自治体等の行政機関とも歩調を合わせていきます。自治体の進める地域活性化施策と関連がある社会性の高い活動については、行政機関への情報提供を行い、また行政機関の協力を仰ぐなどし、より地域活性化に貢献する活動へと発展させていきます。
  • 開催されたイベントについては、SNSやプレスリリースを通じて積極的に情報発信することで、PR効果を増幅させていきます。
【経営革新の狙い(経営課題)】
  • 飛躍的な集客力の向上
    顧客が顧客目線で考える企画であるため、当社スタッフでは思いつかないような魅力的なイベントとなり、爆発的な集客も期待できる。また、イベント後にタイムリーに情報発信を実施することにより、さらに弊社のPR効果を高めることができると考えています。
  • ロコレディの見込み客の獲得
    当社が掲げるコンセプトに共感しているサポーター客が企画、運営するイベントは、同様に当社のコンセプトに共感しやすい人間を集めること(共感の連鎖)になるため、イベント参加者は自ずと当社にとっての有力な見込み客になると考えています。
  • 来場者およびサポーター客の顧客満足度の向上
    来場者だけでなく、主催したサポーター客にとっては、自己実現の達成であり、顧客満足度が増し、弊社へのロイヤルティもさらに向上すると考えています。
  • 弊社のマンパワーを超越した効率的なPR活動
    サポーター客が主体的にイベント運営をするため、当社のスタッフの負荷が最低限で済み、多くの有力な見込み客が獲得できるので、販促面でも効率的であると考えています。
  • 弊社のブランド力の地域浸透
    当社を拠点に街起こしが行われるため、ロコレディの知名度があがり、地域を元気にするブランド・イメージが浸透すると考えています。
【今後の展開】
  • この事業は表面的には単なる顧客主催イベントへの場の提供であり、表面的に模倣しても同じ成果にはつながらない類のものと考える。成果に結びつけるために重要なのは、本質を理解したうえで、仕組み、カラクリを仔細に設計し、着実に実行することであり、そのため一連の施策をシステムとして標準化・公式化(見える化)する必要があると考えています。
  • 当社は、試行錯誤を繰り返し、実績値を記録しながら、システムとしてまとめ上げていきます。
  • そうすることにより、本店以外の他店でも高い精度で応用、再現できるようになるので、 全社展開により、さらに大きな集客力の向上と当社のブランド価値の確立ができると考えています。
地域・社会へのおもてなし 街の子供は地域の宝物」との考えに基づき、地域で行われる「夏祭り」では、積極的に参加します。
  1. 地域の様々な祭りへの人的協力を各店対応で行っていきます。(スタッフの参加・手伝い)
  2. 地域の学校や個人からの依頼で、職場体験受け入れをその都度行っていきます。
  3. 地域のFM放送局ラヂオつくばのパーソナリティの一員となり、街のイベントのPRをしていきます。
  4. 地域に根ざした地域住民の語学・体育・音楽・芸術・映画などの勉強ができるコミュニティを構築する企画していきます。
    例「懐かシネマ」「茨城弁講座」「水海道シネマ研究会」など
  5. 茨城県と店舗がある地域の街おこしとして、お客様同士が参画し合える場(BA)を提供していきます。


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